勉強しなよと言う時のお母さんは怒るというより祈ってる
長男テスト前で部活お休みとなり、全員揃って何もない日曜日。
風は強いけどお天気もいいし、ドライブがてらちょろっとお出かけしようかという話になっていた。
まずはその前日土曜日の夜の話。
授業を終えて13時くらいに帰宅した長男、部活もないからおうちでの時間たっぷり。
私は家を出たり入ったり。
22時、「そういや今日勉強した?」
「あ、してない」
あ、じゃねーやい。
普段ロクに勉強してないんだから、テスト前くらいしっかりやってほしい。そのために用意された時間であろう。
正直勉強なんてそんなやりたくないのはよくわかる。だからあんまりうるさく言いたくはない。自主性に任せたい。でも任せてるとこれなんでい。
言わなきゃやらない。
「言われなきゃやらない、言われないならやらないなんて、言われたことしかやれない奴になっちゃうよ!」と私。
我ながら私の説教?は分かりにくいっていうかまどろっこしいっていうか、自分で言っててもよくわからない時がある。
もっと端的にバシッと決めたい。
私は小学生の頃お勉強の出来るこどもだった。だから家で勉強という勉強をした覚えはない。ほっとかれモードの末っ子だったことと、着実に家庭崩壊が進んでいたため、親からうるさく言われた覚えもない。
だけど中学生になって、ちゃんと取り組まないと試験では点が取れないってことに気づいた時、勉強をした。そしてちゃんと勉強したら一気に点数に結びついたことを鮮明に覚えている。嬉しくてやる気になった。
「この問題答えられたのは1人だけでしたー」
って自分が呼ばれた時のこととか、その答えが山上憶良だったこととか覚えてる。
だから、学びが楽しいとかいい点とりたいとか順位上げたいとか、本人がそう思うしか意欲的に勉強するってことには結びついていかないんだろうなーとは思う。
それはいつくるだろー。
気が短い方ではないんだけど、待っても待ってもこない上に連絡ナシですっぽかされるもんだから、口を開いた時には待ってた分乗っかってうるさく言っちゃう。
自分が言われてこなかったのもあって、のび太のママとかどうしてそんなにガミガミ言うのか信じられなかったんだけど、何十年も経って自分がそれやってんだからおかしなものだ。
で、長男、その夜は、今からやる!じゃなく、明日やる!だった。
明日の朝早起きしてやるわ、と。
100パー、はいはい、って感じ。やるわきゃない。
知ってんだから、今までもそう言って、グースカ昼まで寝てたことを!
いつまでも信じて待ってる女だと思わないことだわ!!
ギャーギャー言ってその夜はおやすみ〜した。
翌朝、なんと長男は6時に起きてお勉強に励んだ!!
…嘘みたい。
どうした?
音はしてたけど、旦那が起きてたから任せて、私は週に一度のお寝坊出来る日を堪能。
7時半に起き出してリビングに行ったら、めちゃドヤ顔長男がこれみよがしにテーブルいっぱいに教科書やら広げておりました。
1時間ちょっとやって終了したけれど、有言実行、立派なもんだと感心して母の機嫌も良く。
おかげで朝早めにも出れたからちょっと遠出して道の駅なんて寄って、食材仕入れてホクホクで15時には帰宅。
まだ明るいうちにお外満喫して、心地良い疲れで旦那はお昼寝したりして。
次男は久々フォートナイト始めてオンラインで友達とキャッキャして…
私も家事を済ませて早めにお風呂入っちゃおーとかやって、ビール飲みながら晩御飯作ってゆっくり食べて、テレビ見てみんなでゆったりして…いい休日だったなぁ。
…え?
長男よ、勉強朝のアレだけ???
み、短くなーい!?
期末だから教科も多いし範囲も広かろう!?
いくらやったっていいんだぜ!?
「朝やったじゃん!」
この一言を縦横無尽に振り翳し、彼は今日という日をそれはそれは楽しくのんびりと過ごして、終えました。
はぁ。
道の駅で買った苺すごく甘かったし、まぁいいか。
なーんてホンワカ思えるはずはない。